こんにちはJunです。

僕は現在、フィリピンで日本語を教えていまして、学校でのグループレッスンや企業でのレッスンなんかを担当しています。

「企業レッスン」と聞くと、なんだかカッコいいイメージを持つ人がいるかもしれませんが、授業の内容は基本的に学校で行なっている授業と同じです。

しかし、学校で教える場合よりも難しく、ストレスを感じることが結構あります。

そこで今回は「企業レッスンはどう難しいのか、どういった課題があるのか」というテーマでお話します。

企業レッスンの課題1:授業の進捗の問題

留学生を対象とした日本語教育の場合、たいてい毎日授業がありますが、企業レッスンの場合そうとは限りません。

私がこれまでに担当した企業様では、週に2回、3回である場合が多く、授業時間は1時間〜2時間でした。

既に日本語教師をされている方ならわかると思いますが、週に2回で各1時間の場合、全然授業が進みません。

1年経った後でも、まだ「みんなの日本語1」や「げんき1」が終わっていないということがよくあります。

これでは、教師側のモチベーション維持も大変ですよね。

企業レッスンの課題2:出席率の問題

授業の進捗と関連しますが、出席率も大きな問題の1つです。

と言うも、企業レッスンの場合、学習者は社員なので本来の業務があります。

ですから、仕事が忙しかったり、出張がある場合などはそちらを優先せざるを得ないので、授業を欠席します。

特に繁忙期は欠席率が50%以上になることもあり、そんな状況の中で教師は授業をしなければなりません。

新しい文型や単語などを教えてもいいですが、進みすぎると次回以降の授業でもう一度同じことを教えなければいけないので、復習するなり、リスニングやスキーピングの練習をするなり、工夫しながら授業を進めていく必要があります。


企業レッスンの課題3:学習者のモチベーション維持の問題

先ほども言いましたが、フィリピンの企業レッスンでは週2、3回の授業の場合が多く、進捗がかなり遅いです。

そのため、数ヶ月経っても学生は初歩的な日本語、例えば「昨日、ラーメンを食べました」、「来週、友達とモールへ行きます」のような日本語しか話せません。

語彙力も少ない上、学習した文型も限られているため、学生が話せる日本語は少なく、徐々に日本語学習へのモチベーションが下がっていきます。

そのため教師は学生のモチベーションを維持できるよう、工夫が必要です。

私の場合、「みんなの日本語」や「げんき」などを使って文型中心の教え方で授業をしていましたが、最近では「できる日本語」や「まるごと」などタスク中心の教材も増えてきたので、こういった教材も使いながら授業を進められると、学習者も楽しく学習できるのかなぁと思いました。

まとめ

今回はフィリピンの企業レッスンを基に「企業レッスンの難しさ」についてお話しました。

まとめると次のようになります。

企業レッスンの難しさ
  1. 授業の進捗の問題:授業数が少ないので、全然進まない。
  2. 出席率の問題:業務が忙しい、出張などで欠席する学習者が多い。
  3. 学習者のモチベーション維持の問題:数ヶ月経っても全然話せないので、モチベーションが下がる。

もちろん、すべての企業が今回紹介したような課題を持っているわけではなく、毎日レッスンがある企業様もいらっしゃいます。

ただ、すべての企業がそうではないので、これからフィリピンで日本語教師をしてみたい方、企業レッスンをしていたい方は参考にしてみてください。

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