
今回はフィリピンの会社の給料制度について紹介します。
日本でしたら、毎月20日や25日に銀行振込みが一般的だと思いますが、フィリピンではどうなのでしょうか。
フィリピンでは1ヶ月に2回振込みがある
フィリピンでは、日本と違って毎月2回に分けて、給料が振り込まれます。
会社により、振込み日が異なりますが、たいてい「5日と20日」か「10日と25日」の会社が多いです。
給料日になると、1ヶ月の給料の半額が指定の銀行口座に振り込まれます。
では、なぜ2回に分けるのかというと、シンプルにフィリピン人はお金があると使ってしまうからです。
実はフィリピン人は購買意欲がとても高い人種として有名で、お金があると豪華な食事をしたり、買い物をして一気に使ってしまいます。
計画性があまりないので、貯金するといった考えはあまりないですし、給料日や給料日の次の日には家族や友達とレストランで豪華な食事をしたり、たくさん買い物をしたりします。
ですから、もし、給料が1カ月に1回でしたら大変ですよね。すぐになくなってしまい、次の給料日まで生活ができないなんていう人も出てくるかもしれません。
そうならないように、給料を2回に分けて給料を支給する仕組みになっています。
ボーナスは年に1度だけ
日本の会社なら、どこの会社も夏と冬の2回ボーナスがあると思いますが、残念ながらフィリピンでは年に1度、12月にしかもらえません。
フィリピンでは、ボーナスのことを「13th Month Pay」と呼び、毎月払っている給料とは別に1年の最後に追加の給料を支給するため、こういった名前が付けられています。
正社員として会社で働いている場合、会社は社員にこのボーナスを払う義務があり、もし払わなければ法律違反になります。
ですから、もし現地採用で働いている人の中でボーナスをもらっていないという人は会社に言ったほうが良いでしょう。
ちなみに、13th Month Payの支給額は1年間の給料の合計を12で割ったものです。
ですから、毎月10万ペソの収入があるとすると、13th Month payは10万ペソということになります。(10万ペソ × 12カ月 ÷ 12)
クリスマスの時期の買い物量はすごい
フィリピンはカトリックが国民全体の大半を占めるので、クリスマスはとても大事なイベントです。
9月になると、各モールでクリスマスツリーを展示したり、クリスマスのデコレーションを始めます。
そして12月になるとプレゼントを買ったり、食材やお菓子を大量購入しクリスマスに備えるのです。
クリスマスになるとほとんどの人は家族や親戚と集まって、食事を楽しんだりゲームをしたりします。
日本のクリスマスは彼氏/彼女と一緒に過ごすことが多いですが、フィリピンでは家族と大事な時間を過ごす人がほとんどです。
まとめ
今回はフィリピンの給料制度について紹介しました。
今後、フィリピンで働きたい、働こうと思っている人は覚えておきましょう。