
日本ではミニストップで夏季限定として「ハロハロ」というデザートが販売されていますが、実はこれはフィリピンの夏の代表的デザートだとうことをご存知ですか。
ちょうど私が中学生の頃に、ミニストップで販売され、当時はフィリピンのデザートとは知らず、ミニストップが命名したデザートだと思っていました。
フィリピンに旅行で訪れたことがある人なら、一度は食べたことがあるんじゃないでしょうか。
でも、その「ハロハロ」の正しい食べ方を皆さんはご存知ですか。
今日は「ハロハロ」の正しい食べ方を紹介します。
ハロハロって何?
ハロハロとは日本でいう「かき氷」のようなものです。
ハロハロは、かき氷とミルクをベースとして、ジャックフルーツやバナナなどの果物、甘く煮た豆や芋類、アイスクリーム、ゼリー、ナタデココ、タピオカ、ココナッツ、プリン、トウモロコシなど、様々な材料がトッピングとして使われます。
店によって、材料や味が異なるので、色々な店にいって、食べてみるといいでしょう。
以下の写真はそれぞれ違う店のハロハロです。いかがでしょうか、店によって見た目が全然違いますね。



フィリピンは基本的に1年中暑いですが、その中でも3月〜5月が特に暑く、気温は35度ぐらいになります(体感温度は40度ぐらい)。
また、暑さに加えて、日差しが強く、日傘がないと肌がとても痛くなります。
ハロハロはそんな夏の時期によくレストランや食堂などで売られ始め、多くのフィリピン人が暑さを和らげるためにハロハロを楽しんでいます。
日本人も夏になると、アイスやかき氷を食べるのと同じですね。
ハロハロの正しい食べ方は?
では、ハロハロを食べたことがある皆さんに質問ですが、皆さんはどうやって食べましたか。
見た目を大事にしながら、スプーンで少しずつ食べていきますか?
日本だったら、崩さずにスプーンで少しずつ氷やアイス、シロップなどをすくって食べる人が多いと思いますが、フィリピン人は食べる前にしっかりと混ぜるんです。
日本人からすれば、「行儀が悪い」、「子供っぽい」と感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、フィリピンではこれが当たり前なんです。
そもそも「ハロハロ」というのはタガログ語「混ぜこぜ」という意味の言葉なんです。ですから、フィリピン人は、味が均等になるようにハロハロをかき混ぜてから食べます。
ぜひ、ハロハロを食べる機会があれば、しっかりかき混ぜてから食べてみてください。アイスや果物、ゼリーなどがミックスされて最後まで美味しいですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はフィリピンの夏のデザート「ハロハロ」の正しい食べ方を紹介しました。
日本人は料理の見た目を大切にする傾向があるのか、マナーなのか、一度に全部、混ぜて食べる人はいないですね。
フィリピンでは、ハロハロに限らず、カレーもご飯としっかり混ぜてから食べる人がいます。
海外に住むとこういった食文化の違いを発見できてとても面白いです。今後も食文化の違いについて情報があれば、また紹介したいと思います。
・ハロハロはタガログ語で「混ぜこぜ」という意味。