
皆さんは「フィリピン料理」と聞いて、どんな料理を想像しますか?
日本では、タイ料理やベトナム料理など外国の料理を扱うレストランが増えてきましたが、フィリピン料理のレストランはほとんどありません。
そこで、今回はフィリピンの代表料理を写真と一緒に紹介します。
目次
- 1 フィリピン料理 その1:アドボ(Adobo)
- 2 フィリピン料理 その2:シニガン(Sinigang)
- 3 フィリピン料理 その3:シシッグ(Sisig)
- 4 フィリピン料理 その4:パンシット カントン(Pansit canton)
- 5 フィリピン料理 その5:ルンピア シャンハイ(Lumpia shanghai)
- 6 フィリピン料理 その6:カルデレータ(Kaldereta)
- 7 フィリピン料理 その7:カレカレ(Kare-Kare)
- 8 フィリピン料理 その8:ビコールエクスプレス(Bicol Express)
- 9 フィリピン料理 その9:ピナクベット(Pinakbet)
- 10 フィリピン料理 その10:ゴトー(GOTO)
- 11 レストランのアレンジメニュー
- 12 さいごに
フィリピン料理 その1:アドボ(Adobo)
アドボは「煮物」のことを指します。鶏肉や豚肉を醤油や生姜で味がたっぷり染み込むまで煮て作ります。
フィリピン料理で1番好きなものは何と聞かれれば、「アドボ」と答える人が多いくらい、人気の定番料理です。
フィリピン在住の方は、アドボと聞くと鶏肉や豚肉料理だと思っている人が多いようですが、イカや野菜を似た料理もアドボと言います。
私もアドボが好きですが、味が濃いのと、油っぽいので、1〜2週間に1度ぐらいしか食べません。
フィリピン料理 その2:シニガン(Sinigang)
野菜や肉がたくさん入ったスープ料理です。肉の代わりに魚やエビを使う場合もあります。
フィリピンの代表料理の1つで、かなり酸味があります。スープは「タマリンド」という果物から作られていて、この果物がシニガンの酸味を作っています。
私は初めシニガンが苦手でした。私の友人も嫌いなようで、シニガンを苦手とする外国人(日本人)は多いです。でも、何度か食べているうちにだんだん好きになってきます。
そして今、私の一番好きなフィリピン料理はシニガンです。
フィリピン料理 その3:シシッグ(Sisig)
シシグは豚の耳を唐辛子やにんにく、しょう油などで炒めた料理で、酒のつまみにはもってこいの料理です。
現在は、豚だけでなくチキンシシッグや魚のシシッグなど色々な種類があります。豚の耳は弾力があって、味も日本人が大好きな味です。
フィリピン料理 その4:パンシット カントン(Pansit canton)
日本でいう「焼きそば」のようなものです。
見た目も焼きそばそっくりですが、味は全然違います。
(フィリピンの)醤油、ナンプラー、塩・コショウなどで味付けしているので、日本の焼きそばよりもあっさりしていてとても食べやすいです。
パンシットは他にも「パンシット ビーフン」、「パンシット マラボン」など色々な種類があります。是非、フィリピンに行く機会があれば、色々なパンシットに挑戦して見てください。
フィリピン料理 その5:ルンピア シャンハイ(Lumpia shanghai)
日本でいう「春巻き」のようなものです。
この「ルンピア シャンハイ」は名前の通り、中国の影響を受けた料理で、ひき肉や玉ねぎ、人参、にんにくなどの野菜を春巻きの皮で包んで揚げて作られます。
ファストフード大手の「ジョリビー」でもメニューとしてあります。
ルンピアもパンシットと同様に「ルンピアン サリワ」や「ルンピア グーライ」など色々な種類がありますので、是非、パンシット同様に色々なルンピアを探してみてください。
フィリピン料理 その6:カルデレータ(Kaldereta)
フィリピンの家庭料理の1つ。牛肉(人によっては豚肉)をトマトペーストとレバーペーストで煮込んで作るビーフシチューのような料理です。
野菜はジャガイモや人参などが使われています。カルデレータはタガログ語で「鍋」を意味する”kaldero”からこの名前が付けられたそうで、スペインから伝わった料理の1つです。
フィリピン料理 その7:カレカレ(Kare-Kare)
カレカレはアドボ、シニガンに並ぶフィリピンの代表的な料理で、その名前や見た目から「カレー」のようなものだと思う人も多いかもしれませんが、全然違います。
お肉や野菜などを「ピーナッツソース」で煮込んだ料理で、日本でいう「シチュー」のようなものです。
味はあさっさりしていて、少し甘めです。フィリピン人はこのカレカレにご飯、エビのペーストとセットで食べるのが一般的です。
フィリピン料理 その8:ビコールエクスプレス(Bicol Express)
ビコール州の伝統料理ですが、フィリピン全土で食べられている料理です。ココナッツミルクと唐辛子、生姜で肉や野菜を煮込んで作ります。
青唐辛子・赤唐辛子はたくさん使われるので、とても辛いです。ビコール出身の友達が言うには2〜4人前作る時に唐辛子を10本使うと言っていました(赤青各5本ずつ)。
ビコール州の人は辛い料理が好きなのだそうで、現地のビコール・エクスプレスはマニラのものよりも辛いのだそうです。
味は辛いですが、とても美味しくて私の好きなフィリピン料理の1つです。
フィリピン料理 その9:ピナクベット(Pinakbet)
ピナクベットはフィリピンの伝統的な野菜料理です。
オクラ、ゴーヤ、トマト、かぼちゃ、ナスなどたくさんの野菜にバゴオンと呼ばれるフィリピンのナンプラー加え炒めた料理です。
苦味が強いので、苦手とする人も多いですが、油っぽくなくとてもヘルシーなので野菜不足の人におすすめの料理です。
フィリピン料理 その10:ゴトー(GOTO)
GOTOはフィリピン版のお粥です。
ネギ、ニンニク、生姜、卵、チキンなどが入っていて、出汁の効いた味で食べやすく、さっぱりとしています。
日本では風邪を引いた時や食欲がない時にお粥を食べることが多いと思いますが、フィリピンでは朝食やおやつ、お酒を飲んだ後などにも食べられています。
レストランのアレンジメニュー
先ほど紹介したフィリピン料理その1〜8がフィリピンの代表的な料理になります。
しかし、レストランでは、それらの料理をアレンジして新しい料理として提供している店もあります。
1. シニガンチャーハン(Sinangag na sinigang)
シニガンのスープを使って作ったチャーハンです。シニガンを使っているため酸味が少しありますが、スープよりは少し控えめです。
チャーハンとシニガンのテイストがマッチしていて、私のお気に入りの1品です。
「Kanin club」というレストランで食べることができますので、是非機会があれば足を運んで見てください。
2. シジリング シニガン(Sizziling sinigang)
シニガンを肉や野菜と一緒に鉄板で焼いた料理で、このお店のオリジナルメニューです。
シジリングとは鉄板で焼いた時のジュージューいう音のことを指します。
単にシニガンを鉄板で焼いてるだけではなく、グレービーソースというフライドチキンを食べる時に使うソースを混ぜて焼いているようです。
味はかなり濃く、美味しいですが、一人で食べるのは少しきついです。
シジリング シニガンはLocavoreというレストランで食べられます。
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2017年に賞も受賞してるレストランで毎日、たくさんの人で賑わっています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はフィリピン料理について紹介しました。
まだ、紹介できていない料理もあるので、今後も少しずつこのページに追加していきたいと思います。
ぜひ、フィリピンを訪れた際は、現地の食べ物にトライして見てください。
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