初級文型の理解を深めるのにおすすめの書籍「なっとく知っとく初級文型50」

こんにちは。Junです。

現在、私は日本語教師として、フィリピンで働いています。

日本語を教えるのはとても楽しいんですが、正直めちゃくちゃ難しいんですよね。日本語教師の方ならわかってくれると思いますが、似たような意味の単語や文型がたくさんあって、必ず学生からそれらの違いを聞かれるので、説明できるように準備しておかなれければいけません。

しかし、新人の頃は日々の授業準備に精一杯で、文法を分析する時間も知識も足りません。

そこで、役に立つのが文法書なわけですが、分厚い参考書が多く、読むのも疲れてしまいますね。

そんな人におすすめなのが、こちらの「なっとく知っとく初級文型50」という本です。

今回は私が買ってよかったと思うこちらの本を紹介します。

「なっとく知っとく初級文型50」ってどんな本?

この本は外国人に日本語を教えることになったときに、知っていれば役に立つ初級文型のポイントがわかりやすくまとめられた本です。

本には先輩教師、日本語を教え始めたばかりの教師、日本語学習者の3名が登場し、3人の会話を読みながら、文法のおもしろさに気づくことができる本です。

日本語を教えたい方、日本語に興味がある方、また、教え始めたけれどどうもポイントがわからず困っているという方におすすめで、コラムには、日本語にまつわるエピソードが満載されています。

私もまだ日本語を教え始めて2年ぐらいで、ようやく「みんなの日本語」や「げんき」に登場する文法をだいたい教えられるようになったのですが、教え方の手引きを読んでもわからなかった文型の違いを、この本で理解することができました。

本書の内容

こちらが本書で登場する内容です。

例えば、「可能」についてなら、「〜することができる」と「可能動詞(Vられる)」の違い、「行為の授受」では、「Vてくれる」や「Vてもらう」の違いなど、新米や経験が浅い日本語教師が気になる点が紹介されています。

読んでみると、「そういう違いがあったのか」とスッキリすることが多く、日本語教師としてスキルアップしたいと思っている人にとてもおすすめの1冊です。

Amazonの電子書籍Kindleでの販売もあり、こちらは通常の書籍よりも安くなっているので、普段、電子書籍で本を読まれる方や海外在住の方に、かなりおすすめです。

口コミ

日本語教師ですが,初級の文法のキモが分かります.イラストもとてもかわいらしくて読み物としてもおもしろいので,結構持ち歩いて合間に読んでいます.

構成がいい。おさえなければならないことを書いてくれていると思う。『みんなの日本語』に大事だと思うことを書きこんでおいた。ポイントはちょっと抽象的な言葉でまとめられているけれど、ポイントの前の文章で意味がよくわかると思う。コラムは少しゆれている日本語とかちょっとした違いに気付けておもしろい。題のようにはじめて日本語を教える人は一度読んでみるべきだと思う。指導法が書かれているわけではなく、文型を押さえておくためのもの。前件・後件、時制、使える動詞など、それぞれの文型で大事なことがある程度分かると思う。

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